英検1級合格体験記

英検1級に挑戦した動機 完全燃焼したい!

私は2022年3月に英検1級に合格しました。
合格まで紆余曲折があったのですが、そもそも私が英検1級を取ろうと考えた理由は、コロナが蔓延して外出自粛を要請され始めた2020年、自宅時間を有効利用したいと考えたことがきっかけでした。
英検準1級を2015年に取った後、仕事が忙しくなったり長女が生まれて子供中心の生活に変化する中で、学習時間を確保することが難しくなり、試験勉強から遠ざかる生活を送っていました。
加えて、当時の私の感覚では英検1級はとても高い山のように感じて、自分の実力では合格できないと思っていました。
そんな中、2020年にコロナ禍が始まるにつれて、仕事が徐々に落ち着き、子育てにも慣れてきて自分の時間が持てるようになりました。
その時!私に英検1級受験を決意させる出来事が起こるのでした。
それは志村けんさんの訃報でした。
アナウンサーが「アイーンやダッフンダ等のギャグでお茶の間の人気を博した志村けんさんが亡くなりました。」と言った時に、不謹慎ながら昔のバカ殿の映像が私の頭をよぎり、悲しい感情と一緒におかしくて笑ってしまいそうになる感情が湧いてきました。
亡くなっても人を笑わせる偉大な志村さんを見て、私は完全燃焼できずに流される自分の人生に疑問を持ち始めました。
そして、一度きりの人生なので何かに全力で挑戦して完全燃焼してみたいと思うようになりました。
この時に、今まで攻略できないと思っていた英検1級に挑戦すれば完全燃焼できると思い受験を決意しました。  

最初の壁 英検1級の単語

英検1級の試験問題は大きく分けて
 一次試験
  リーディング
  リスニング
  英作文
 二次試験
  2分間スピーチ
  4分間質疑応答
の科目があり、合格するためには約70%の得点が必要で、合格率は10%前後だと言われています。
そんな中で、私は初めにリーディングから対策していこうと考えて、短文問題の問題集を買って解いてみました。
すると、そこには英検1級受験の多くがつまずく最初の壁が立ちはだかったのでした。
「最初の壁」それは、英単語の難易度の高さでした。
通常、リーディングの短文問題の1問目は1~2行の短文を読んで、文中の空欄に適した単語を穴埋めする問題なのですが、出てくる単語の難易度が高くて短文と回答欄の選択肢の意味が理解できず解けませんでした。
この問題を見たときに、自分には単語力が圧倒的に足りていないと感じ、単語力の強化が最初の課題だと認識しました。
そして、インターネットで様々な英単語の参考書のレビューを読み、購入者の評価が高かった
  でる順パス単 英検1級
  でる順パス単 英検1級(スマホアプリ)
  鉄壁(電子書籍)
  英単語の語源図鑑(電子書籍)
を購入しました。
この本の中で、私の一番のおすすめはでる順パス単 英検1級(スマホアプリ)です。
スマホアプリ版の一番の利点は単語の発音の確認がしやすいことです。
単語の発音がなぜ重要かというと、リスニング能力の強化できることと、二次試験の英会話対策になるからです。
二次試験では「発音」も採点されるので、二次試験を見据えて早いうちから発音に注目して試験対策をすると効率良く勉強することができます。

英単語の暗記方法 極意は反復

とある英検1級の攻略サイトで一次試験リーディングの短文問題について
  第一問の短文問題で80%以上取らないと合格は厳しい
という情報を載せていました。(体感としては6割くらいでも大丈夫、理由は長文攻略で書きます)
このネット情報を見て、私も短文パートで8割以上取ることを目標にしてパス単の暗記を開始しました。
パス単は試験で出題されやすい順に頻出度A、B、C、熟語と分類されており、単語数は2400語掲載されています。
英検1級に出題される単語の難しいところは、英検準1級までの知識を持っていても、見たこともないような単語が出てくるところです。
この単語の暗記で挫折して英検1級の取得を諦める人も多いのではないでしょうか。
私はまずパス単の頻出度Aの単語から暗記を開始しました。
(私の暗記完了の目安は単語を見て2秒以内に意味が思い出せる状態)
私の暗記のやり方はパス単アプリの頻出単語Aの一覧画面(英単語 日本語訳が表示)を表示させて日本語の部分を指で隠して英単語を見たときに日本語訳が思い出せるかというやり方をメインのやり方として暗記を進めていきました。
暗記のスケジュールは20単語を1つのまとまりとして、暗記した1日後、3日後、5日後、2週間後、1か月後に復習するという方法をとっていました。
これを通勤電車の中で繰り返し、少しずつ先に進んで行くイメージです。
私は暗記のスピードが遅く、何度やってもなかなか覚えられず、少し時間を置くと忘れてしまうようなことが多々あったので、1年くらいは単語の暗記だけをやっていました。
(それでも100%は覚えられませんでした)
これは私が実際に使っていた暗記のスケジュール表です。

(近日公開予定)

ここで大事なのはこのメニューを完璧にこなすのは無理だと最初から考えてメニューを作ることです。仕事の忙しさや体調の良し悪しで暗記の効率は変わってきます。
自分が立てたメニューに押しつぶされないように、ハードルを最初から思いっきり下げておくことが挫折しないコツだと思います。
私は熱しやすく冷めやすい性格なので「一日5秒でも出来ればいいや」「最悪やらなくてもいいや」くらいの気持ちでゆっくり長く単語の暗記に取り組んでいました。
私が試した暗記方法

  • 最初は英単語の音を聞き流す
  • 自宅から駅まで、駅から職場まで歩く時に英語とその日本語訳をぶつぶつ唱えながら歩く
  • 単語を唱えながら体を特定の部位(例えば右で右耳を触る等)を触り、その感触とセットで暗記をする
  • 覚えにくい単語の画像検索をする
  • 覚えにくい単語の類語検索をする
  • 覚えにくい単語の反対語検索をする
  • 覚えにくい単語の語源を調べる
  • 覚えにくい単語をノートに何度も書く
  • 覚えにくい単語を唱えている自分の声を録音して通勤時に聞く
  • 覚えにくい単語を唱えている自分を動画撮影して自分で見る
  • 覚えにくい単語を自分に説明している動画を撮影して自分で見る
  • 覚えにくい単語を人に説明する
  • 頭に白紙のノートをイメージして、そこに文字を書くイメージをする
  • 動作を表す単語はその動作をしながら唱える(例えば「押しつぶす」という単語は実際に自分の体を押しつぶしながらその単語を唱える等)
  • 語呂合わせで覚える

この集中特訓で私が感じた暗記の極意は、結局反復するしかないということです。
スラムダンクで桜木花道が2万本のシュート練習をして短期間でジャンプシュートを上達させたように、英単語を何度も復習することが極意だと私は感じています。
(英検1級は覚える単語数が多いのでそれぞれの単語を試験問題を見たとき、又はリスニングで聞いたときにパッと意味が出てくるレベルまで反復するのが大変なのですが…。)
個人の能力や生活環境によって、スピードの違いはあるものの反復さえできれば習得できるものだと思います。

他に極意があるとすれば、五感を使って暗記することだと思います。
視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚全てを使って記憶のどこかにその単語をひっかける工夫が必要だと思います。
私は単語の暗記は同じことの繰り返しで孤独や味気なさを感じていたので、少しでも刺激や新鮮さを感じられるように工夫していました。

脱線するかもしれませんが、よく刑事ドラマで刑事が不審者を見て「匂う」と表現しますがあれに近い感覚です。
この刑事は実際に嗅覚で匂いを感じているわけではありませんが、不審者を視覚で感じて犯罪者から共通して発せられる情報を嗅覚に変換して「こいつは怪しい!」という感情をの匂うと表現しているのですが、この感覚です。
例えば「梅」という文字から、酸っぱい梅干しの画像、梅の木、梅干しを食べて酸っぱかった思い出、梅毒、鬼滅の刃の堕姫(梅)、梅の感触、ウメという音等を連結できれば「梅」という言葉を思い出す時に、連結されたどれかが記憶の網に引っかかって思い出せるという考え方です。

その他に、試験で答えられなかった単語を大事にしてほしいと思います。
私はeconomic sanctions(エコノミック サンクションズ、経済制裁)、この単語を一生忘れないでしょう。
その理由は、この単語の意味が理解できなかったせいで英検1級の一時試験に落ちてしまったからです。

英作文の設問で、「経済制裁は有効な外交手段である」この意見に対し意見を述べよ

このような問題がありました。私は経済制裁が分からなかったので、私の目にはこの問題は「□□は有効的な外交手段である」と映っていました。
そして、私は□□を友好的なイメージの単語と仮説を立てて作文を組み立てたので、私の作文は

   □□は有効な的な外交手段である
   その理由は□□が各国の親睦を深める経済政策からである

のような、経済制裁のイメージと矛盾する主張をしたので目標としていた点数を取ることができずに、その時の試験に合格点までほんの少し届かず落ちてしまいました。
試験が終わって帰宅する途中に意味を調べた時の絶望感は今でも鮮明に覚えています。
この時の試験では英作文以外は目標点を超えていて、時間配分もプラン通りにできていたので、合格まで後わずか数%届かなかった採点表が自宅に届いた時の悔しさは相当なものがありました。
悔しい思いをしましたが、私は「経済制裁」という単語を見たときに試験に受からなかった悔しさ、設問を見たときの動揺、諦めずに仮設を立てて作文を書ききったこと等の強烈な経験が思い出されるので、この単語は完全に私の記憶に刻み込まれました。
このように失敗しても立ち止まらなければ成長できるので、出来なかった経験がとても大事だと思います。

リーディング対策 極意は見える化

単語の特訓を初めてから一年後、私は一年前に手も足も出なかった短文の問題集をもう一度解いてみました。
スラスラ解けると思っていたのですが、この時点でもまだ文章を読めるようになっていませんでした。
文章が読めない原因を自分なりに分析すると、

  • 英検1級の短文は一文が長いので、どこから訳していいか分からくなる
  • 一文が長いので文の最後を読んでいる時に最初の内容を忘れてしまうこと

が原因ではないかと考えました。
下の問題を読んでみてください。
【設問】
多くの要因が(  )に影響を与えます。 たとえば、複数の犯罪を犯すこと又は短い期間で犯罪を犯すことは、通常、厳しく処罰される可能性があることを意味します。

【選択肢】
1 量刑 2 禁輸 3 教義 4 虐待

例えば↑のような問題では「量刑」が正解になるのですが、リーディング対策をし始めた頃の私は「処罰される可能性がある」を読んでいる時に、最初の文を忘れて混乱していました。
また、ここでは選択肢を翻訳した日本語で書いているので簡単な問題に見えているのですが、実際は↓のように見えています。

【設問】
多くの要因が(  )に影響を与える。 たとえば、犯すこと、複数の犯罪、犯すこと、犯罪、短期間、通常、意味する、あなたは多分処罰される。

【選択肢】
 1 (  ) 2 (  ) 3 (  ) 4 (  )

私はそれまで文構造がどうなっているかあまり考えずに「犯罪」とか「処罰」等の単語を拾い読みして文の意味を何となく理解した気になっていたのですが、英検1級ではこの読み方をしていると、うまく理解できない場面が多くなっていました。
そこで私が取り組んだのは文法の見直しでした。
インターネットで文法の参考書を検索したときに、英文解釈の技術というシリーズの参考書の評判が良かったので、一番簡単な「英文解釈の技術60」という参考書を買って読んでみました。
すると、この本には

  •   主語にS
  •   動詞にⅤ
  •   目的語にO

というように、単語の上にS、V、O等を付けて、文全体の構造を理解する方法が書いていました。
このやり方を見て、私は英文を視覚的に見ることができれば後で文全体を見たときに理解しやすいかもしれないというアイディアを思いつきました。
例えば
   そして =
   しかし ↻
   加速 <<
   減速 >>
   上昇  ⤴
   ポジティブな単語 +
   (成功、達成、勝つ、可能等)
  ネガティブな単語 –
  (失敗、挫折、負ける等)
   思う、考える ☆
このように単語に記号を振ると、後から文章や段落を見直した時に文章を記号の塊で把握することができます。
例えば、設問で筆者の主張は何ですか?と聞かれた時には☆マークを探して、「私は考える□□を」という文章を見つけることができれば、□□が答えの可能性が高くなります。

私の救世主となった動画を紹介します。

これは森田鉄也先生(予備校講師、YouTuber)が英文の読み方を教えている動画で、文の構造(SVO等)を色分けしながら読み解いて、空欄補充問題を解いていく動画なのですが、英文に色を付けるという発想が目から鱗でした。

この動画を見たときに、「アルファベットの羅列で味気ない英文も色を付けると綺麗で絵みたいだなー」と感じ、文章を図のように変換できれば文の流れを追いかけやすいことに気づきました。

このように、私は文章の見える化でリーディング攻略の糸口を掴みました。

英作文対策 極意はペース配分とテンプレ作り

英検1級の英作文はお題に対して意見を述べたり、賛否を書く問題なのですが、私が大事だと思うことは2つあります。
それはペース配分とテンプレ作りです。

まず初めにペース配分について書きます
私が英検1級に3回くらい落ちたのですが、共通の敗因はリーディングの短文と長文に時間を使いすぎて、英作文を書く時間を確保できなかったことでした。
英作文は採点が甘く、体裁を整えて最後まで書ききれば内容が薄くても70%の点数を取ることは難しくないので英作文を攻略することで合格にぐっと近づきます。
リーディングで正答率70%の精度を保ちながら読むスピードを上げて英作文を書く時間を確保することが大事だと思います。

次にテンプレ作りについて書きます。
短文・長文をテンポ良く読んだとして、英作文に使える時間は大体20分くらいあるのですが、この短い時間の中で、お題を読んで理解して作文の構成を考えて書ききるためには時短テクニックが欠かせません。
私はテンプレを使って構成を考える時間を短縮していました。

例えば、

   〇については多くの議論があります。
   しかし、私は□だと思います。
   その理由は二つあります。

   一つ目の理由は△です。
   これはAがBであることを示しています。
   例えばCのような事例があります。
   よって私は□だと思います。

   二つ目の理由は△‘です。
   これはDがFであることを意味しています。
   例えばGのような出来事があった。
   よって私は□だと思います。
   以上の理由で私は□だと思います。

私は↑のテンプレで作文を作っていました。
英検1級の作文のお題は

  死刑制度の是非

  地球温暖化は止めることができない

  少子化により将来日本は衰退する

のような、賛否が分かれるお題が多いので、書き出しで「多くの議論がある。」と書き始めることにより、多くのお題に対応することができます。

二次試験の流れ

二次試験の流れは↓のとおりです。

会場に到着

受付をして携帯を首から下げるストラップをもらって控室に行く

順番を待つ

自分の番が近づくと案内係に面接室前まで誘導される

面接室前の椅子でしばらく待つ

日本人の面接官が「次の受験者は入室してください。」というのでノックをして入室

面接室にはネイティブの面接官1人、日本人の面接官1人、タイムキーパー1人の合計3人が着席している (※面接室に時計はない

面接官が着席してくださいというので着席する(机の上にお題が5つ書かれたカードが裏返しで置かれている)

雑談をする 「今日はここまで何で来たの?」「軽く自己紹介をしてください。」等、この会話は予測できないのでガチガチに想定を作ると予想外の質問が来た時にフリーズするので柔軟に対応

30秒くらい雑談をした後、面接官から

「カードを裏返してお題を決めてください。時間は1分間です。」と言われる

「ピピピピッ」とタイマが鳴る。

面接官が「それではスピーチを始めてください。時間2分間です。」と言われる。

スピーチを開始する。

「ピピピピッ」とタイマーが鳴る。

質疑応答が始まる。

ネイティブと日本人が交互にスピーチについて質問をしてくる。

 (質問内容の傾向は大きく分けて)

  •    内容補足系質問「あなたは〇と言っていましたが詳しく説明してください。」等
  •  矛盾を突く質問「あなたは〇と言っていましたが、□の場合もあるのではないですか?」
  •  受験者の意見を求める質問「私は〇と思うのですが、あなた(受験者)はどう思いますか?」

等です。

最後のタイマーが鳴り、試験終了です。

スマホを入れるネックストラップを返却して帰宅します。

二次試験対策 ディベート× 雑談〇

質疑応答については、二次試験対策の参考書で模範解答が載っていますが、模範解答を暗記しても本番では違う質問が来るのでインプット系の暗記よりはひたすらしゃべる練習のほうが、対応力が上がると感じました。

また、私は質疑応答の難易度は最初の2分間スピーチで決まると思っています。

2分間スピーチで矛盾だらけのスピーチをすると、質疑応答でバンバン突っ込まれて苦しい状況に追い込まれてしまいます。

リーディングの英作文対策とも似ているのですが、条件付きの賛成/反対で主張するほうが、矛盾点を突かれた場合にも、「お題の条件では賛成ですが、その場合は反対です。」

というように、鋭い指摘を上手くかわすことができます。

私は一次試験に合格した後、最初の試験では想定問答を作っていたのですが、想定外の質問が来て頭フリーズして動揺した状態でスピーチを行ってしまい、自滅してしまいました。

具体的には、入室後の雑談の中で自己紹介をする場面があるのですが、私は下記のような想定を作って面接に臨みました。

私:私の名前は〇です

私:私の職業は〇です

私:今の仕事は大変ですが、やりがいのある仕事です

私:今日は頑張ります

面接官:仕事内容を詳しく教えてください

私:仕事内容は〇です

しかし、本番の面接は

私:私の名前は〇です

私:私の職業は〇です

私:今の仕事は大変ですが、やりがいのある仕事です

私:今日は頑張ります

面接官:あなたが英語を勉強する目的は何ですか?

私:えっ.......。(頭真っ白)

本番では、「色々な国の人と話して見識を広げたい。」のようなことを言ったのですが、その後のお題選び、スピーチ、質疑応答は集中できずに、言葉がうまく出てきませんでした。

私の失敗原因は、

  •   自己紹介で想定外の質問にフリーズし、動揺した
  •   お題を決める1分間でお題がうまく決められずスピーチの構成がガタガタになった
  •   スピーチでは矛盾点が多く、内容が薄いので時間が大幅に余った、間を埋めるために同じことを繰り返した
  •   質疑応答で矛盾点を突かれて論破される

この経験から私は自分の弱点をこう分析しました。

  •   しゃべる試験なのに暗記ばかりでしゃべる練習をしていなかった
  •   時間の管理ができていなかった
  •   スピーチの内容の薄さはテンプレがなかったこと

一言でいうと準備不足です。

  •   この分析を踏まえて、
  •   過去問60題のお題の出題傾向を分類してパターンを作ってパターン別のテンプレを作る
  •   パターンごとにスピーチのテンプレを作る
  •   ネイティブによるマンツーマンレッスンを受講(一コマ2時間を4回)
  •   時間を図って、1分間でお題を決める、2分間でスピーチをする練習をする

このような対策を立てて、練習に励みました。

ここでもスマホが大活躍しました。

スピーチの様子をスマホで撮影して、自分の実力を客観的に把握するように努めました。

発音、声の大きさ、アイコンタクト、言葉に詰まると「えー」とか「あー」と、しどろもどろになる自分の癖を把握し、出来るだけ言葉に詰まらないように各お題で繰り返し話す練習をして癖の矯正をしました。

 また、面接室には時計が無いので、時間を図る方法として、自分の指で時間を測るという方法を編み出しました。

やり方としては、

  1 左手の人差し指と親指で輪を作る(この輪を時計と見立てる)

  2 「始めてください。」と言われたら、腕時計(アナログ)を見て右手でその時の秒針の位置を
   覚えて、左手で作った輪と同じ場所を触る(例えば、15秒の位置だと3時の場所を触る)

  3 お題決めやスピーチの途中で腕時計の秒針を確認しながら時間を調整する

もっとスタイリッシュな他の時間管理方法もあると思いますが、個人的にはこのアイディアが私の合否の分かれ目になったと思っています。

ネイティブのレッスンでは

  •   ネイティブに1分間測ってもらい、1分間でお題を決める練習をする
  •  2分間測ってもらい、スピーチをする(スピーチを録音する)
  •  録音を再生し、ネイティブに添削してもらう

というメニューをやっていました。

 賛否が分かれるお題には条件付きの回答をするというテクニックは、この時ネイティブの先生に教えてもらったテクニックです。

 発音の練習はYouTubeの発音レッスン系の動画を見あさりました。

 その中で「サマー先生と英会話」というチャンネルは日本語に精通したネイティブの先生が分かりやすく発音のコツを教えてくれたのでお勧めです。

この練習をした後に受けた二次試験では、雑談、自己紹介、1分間のお題決め、2分間スピーチ、質疑応答が流れるように進み、質疑応答は論破合戦というよりは昼食時の雑談のような感じで、和やかな雰囲気で終わりました。

終わりのタイマーが鳴った時には、面接だったことを忘れて「もう少しおしゃべりしたかったなー」と思う位、その場の空気を楽しむことができました。

対策の手順を要約すると

  •  設問のパターン分析
  •  パターン別のテンプレ作り
  •  ネイティブと練習する環境を作る
  •  タイムマネージメントの練習をする

英検1級合格 成績表公開

英検1級に挑戦しようと決めてから約2年で合格することができました。

仕事と子育てをしながら勉強時間を捻出するのは大変でしたが、家族の応援と協力のおかげで何とかたどり着くことができました。

今回の挑戦で得たものは

  •  「自分は頑張れる人間なんだ。」と思えるようになった
  •  周りから英語ができる人なんだと認識されるようになった
  •  自分が集中できるパターンを知ることができた
  •  ブログを始めるきっかけができた

ことでした。

英検1級合格体験記の後は、合格体験記の中で書ききれなかった英検1級攻略情報を提供して英語を学習している仲間の力になりたいと思います。