とある英検1級の攻略サイトで一次試験リーディングの短文問題について
第一問の短文問題で80%以上取らないと合格は厳しい
という情報を載せていました。(体感としては6割くらいでも大丈夫、理由は長文攻略で書きます)
このネット情報を見て、私も短文パートで8割以上取ることを目標にしてパス単の暗記を開始しました。
パス単は試験で出題されやすい順に頻出度A、B、C、熟語と分類されており、単語数は2400語掲載されています。
英検1級に出題される単語の難しいところは、英検準1級までの知識を持っていても、見たこともないような単語が出てくるところです。
この単語の暗記で挫折して英検1級の取得を諦める人も多いのではないでしょうか。
私はまずパス単の頻出度Aの単語から暗記を開始しました。
(私の暗記完了の目安は単語を見て2秒以内に意味が思い出せる状態)
私の暗記のやり方はパス単アプリの頻出単語Aの一覧画面(英単語 日本語訳が表示)を表示させて日本語の部分を指で隠して英単語を見たときに日本語訳が思い出せるかというやり方をメインのやり方として暗記を進めていきました。
暗記のスケジュールは20単語を1つのまとまりとして、暗記した1日後、3日後、5日後、2週間後、1か月後に復習するという方法をとっていました。
これを通勤電車の中で繰り返し、少しずつ先に進んで行くイメージです。
私は暗記のスピードが遅く、何度やってもなかなか覚えられず、少し時間を置くと忘れてしまうようなことが多々あったので、1年くらいは単語の暗記だけをやっていました。
(それでも100%は覚えられませんでした)
これは私が実際に使っていた暗記のスケジュール表です。
(近日公開予定)
ここで大事なのはこのメニューを完璧にこなすのは無理だと最初から考えてメニューを作ることです。仕事の忙しさや体調の良し悪しで暗記の効率は変わってきます。
自分が立てたメニューに押しつぶされないように、ハードルを最初から思いっきり下げておくことが挫折しないコツだと思います。
私は熱しやすく冷めやすい性格なので「一日5秒でも出来ればいいや」「最悪やらなくてもいいや」くらいの気持ちでゆっくり長く単語の暗記に取り組んでいました。
私が試した暗記方法
- 最初は英単語の音を聞き流す
- 自宅から駅まで、駅から職場まで歩く時に英語とその日本語訳をぶつぶつ唱えながら歩く
- 単語を唱えながら体を特定の部位(例えば右で右耳を触る等)を触り、その感触とセットで暗記をする
- 覚えにくい単語の画像検索をする
- 覚えにくい単語の類語検索をする
- 覚えにくい単語の反対語検索をする
- 覚えにくい単語の語源を調べる
- 覚えにくい単語をノートに何度も書く
- 覚えにくい単語を唱えている自分の声を録音して通勤時に聞く
- 覚えにくい単語を唱えている自分を動画撮影して自分で見る
- 覚えにくい単語を自分に説明している動画を撮影して自分で見る
- 覚えにくい単語を人に説明する
- 頭に白紙のノートをイメージして、そこに文字を書くイメージをする
- 動作を表す単語はその動作をしながら唱える(例えば「押しつぶす」という単語は実際に自分の体を押しつぶしながらその単語を唱える等)
- 語呂合わせで覚える
この集中特訓で私が感じた暗記の極意は、結局反復するしかないということです。
スラムダンクで桜木花道が2万本のシュート練習をして短期間でジャンプシュートを上達させたように、英単語を何度も復習することが極意だと私は感じています。
(英検1級は覚える単語数が多いのでそれぞれの単語を試験問題を見たとき、又はリスニングで聞いたときにパッと意味が出てくるレベルまで反復するのが大変なのですが…。)
個人の能力や生活環境によって、スピードの違いはあるものの反復さえできれば習得できるものだと思います。
他に極意があるとすれば、五感を使って暗記することだと思います。
視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚全てを使って記憶のどこかにその単語をひっかける工夫が必要だと思います。
私は単語の暗記は同じことの繰り返しで孤独や味気なさを感じていたので、少しでも刺激や新鮮さを感じられるように工夫していました。
脱線するかもしれませんが、よく刑事ドラマで刑事が不審者を見て「匂う」と表現しますがあれに近い感覚です。
この刑事は実際に嗅覚で匂いを感じているわけではありませんが、不審者を視覚で感じて犯罪者から共通して発せられる情報を嗅覚に変換して「こいつは怪しい!」という感情を匂うと表現しているのですが、この感覚です。
例えば「梅」という文字から、酸っぱい梅干しの画像、梅の木、梅干しを食べて酸っぱかった思い出、梅毒、鬼滅の刃の堕姫(梅)、梅の感触、ウメという音等を連結できれば「梅」という言葉を思い出す時に、連結されたどれかが記憶の網に引っかかって思い出せるという考え方です。
その他に、試験で答えられなかった単語を大事にしてほしいと思います。
私はeconomic sanctions(エコノミック サンクションズ、経済制裁)、この単語を一生忘れないでしょう。
その理由は、この単語の意味が理解できなかったせいで英検1級の一時試験に落ちてしまったからです。
英作文の設問で、「経済制裁は有効な外交手段である」この意見に対し意見を述べよ
このような問題がありました。私は経済制裁が分からなかったので、私の目にはこの問題は
「□□は有効的な外交手段である」
と映っていました。
そして、私は□□を友好的なイメージの単語と仮説を立てて作文を組み立てたので、私の作文は
□□は有効な的な外交手段である
その理由は□□が各国の親睦を深める経済政策だからである
のような、経済制裁のイメージと矛盾する主張をしたので目標としていた点数を取ることができずに、その時の試験に合格点までほんの少し届かず落ちてしまいました。
試験が終わって帰宅する途中に意味を調べた時の絶望感は今でも鮮明に覚えています。
この時の試験では英作文以外は目標点を超えていて、時間配分もプラン通りにできていたので、合格まで後わずか数%届かなかった採点表が自宅に届いた時の悔しさは相当なものがありました。
悔しい思いをしましたが、私は「経済制裁」という単語を見たときに試験に受からなかった悔しさ、設問を見たときの動揺、諦めずに仮設を立てて作文を書ききったこと等の強烈な記憶が思い出されるので、この単語は完全に私の脳に刻み込まれました。
このように失敗しても立ち止まらなければ成長できるので、出来なかった経験がとても大事だと思います。



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